ハタ・ヨーガの休息
ハタ・ヨーガでは、ポーズをいくつか行った後に休息のポーズをする。
その休息のポーズがシャヴァ・アーサナなのである。
シャヴァとは亡骸を意味し、亡骸のポーズとも呼ばれる。
仰向けで横たわって身体を休める。
一見すると、ただ横たわって休んでいるだけに見える。
しかし目は閉じていても、内面の注意深さは消えていない。
ヨガ行者は休んでいるときも、心身に起こる変化に気付いている。
ポーズ時にしっかり集中できていれば、シャヴァ・アーサナも深い体験となる。
シャヴァ・アーサナこそ最大のポーズだと言える。他の全てのポーズは、
このシャヴァ・アーサナを引き立てるためにあると言っても過言ではない。
〜伸びについて〜
シャヴァ・アーサナの後、起き上がる前に軽く伸びをすると良い。
息を吸いながら大きく伸びをして、
全身にしっかり力を込めた状態からパッと力を抜く。
そのギャップが大きいほど気持ちいい。
力をしっかり込められるようになれば、
伸びの後のスッキリ感も増し、その余韻も長くなる。