2018-07-07 ■ ひとりごと 大正・昭和の時代は、まだ物もサービスも少なかった。 音楽やテレビだってそうだ。 みんなで聴く、みんなで観るものだった。 だからコミュニケーションがちゃんと成立した。 みんなの知っていることがおよそ同じだったからだ。 共有が当たり前だった。 人と同じであることが自然だった。 しかし、今や何でも個人の時代になった。 誰もが自意識を持つようになった。 過剰に人目を気にするようになった。 人間同士が共有すること、わかり合うことがこんなにも困難な時代が来た。