誰もが、自分自身へのイメージを抱いている。 そのイメージが正確かどうか、確かめる術はない。 人間の苦しみの原因は、 そのセルフイメージ(自分像)なのだ。

瞑想とは、反応を完全に落とすことだ。 影の如く、壁の如く坐禅すべし。

瞑想の成就とは、 目を閉じて自己と向き合い、 その自己が本当は実在しないものだと喝破することだ。

人はブッダになる前に、 先ずゾルバにならなければならない。 ピラミッドの頂点のために、 その土台を否定してはならない。 それは矛盾しているからだ。

空っぽになれば、すべてと繋がる。 自らに固執する限り、誰とも繋がることができない。

「平衡」とは、絶え間ない変化への適応である。 「調和」はその結果であると言える。 「こうしていればいい」という安全策、定石はない。 だからこそ、全面的な変容が要求される。

瞑想してみるとわかる。 如何に普段、衝動や反射で生きているかを。 それは静止してみて初めてわかることだ。 瞑想はその人物の生き方・在り方・関わり方に影響を及ぼす。 毎日が忙しい人ほど、瞑想の効果は絶大。

～音の瞑想～ 死の対極は生であり、瞑想の対極は愛である。 瞑想者とは、完全なるアウトサイダーだ。 ゆえに瞑想は男性的な道である。 否定と孤独が前提となるからだ。 瞑想は明晰さをもたらす。 あなたをより透明に、より第三者に、より見守る者にする。 静…