要約、易経
易経とは、東洋思想の根幹を成している思想の一つであり、
『万物が変化して止まない原則』が記されている書物である。
少々ではあるが、ここで要約を紹介する。
天地無くして、万物無し。
万物の父は乾天(六白)であり、万物の母は坤地(二黒)である。
乾天は易、坤地は簡である。
易は知りやすく、簡は行いやすい。
易は知を担い、簡は能を担う。
易は複雑を嫌い、平易(シンプル)を好む。
簡は煩雑を嫌い、簡約(スムーズ)を好む。
天は絶えず回り続け、与え施す。
地は絶えず生み続け、支え養う。
天は心であり、万事万象の始終を司る。
地は体であり、万物万形の祖裔を司る。
陰陽の四象によって、天には『朝・昼・夕・夜』が存在する。
柔剛の四形によって、地には『金・土・水・木』が存在する。
震・離・兌の卦は乾天に属し、
艮・坎・巽の卦は坤地に属す。