大昔、取引は物々交換で行われていた。
しかし物々交換だと誰も儲からないし、
交換(流通)できる範囲と数量が少ない。
だから通貨が発明された。
通貨という媒体の誕生で取引はより行いやすくなり、
通貨(権利)をかき集めることによって、
誰もが財産(自由)を手にすることができるようになった。
そういう意味では、近代・現代の資本家たちにとって
労働搾取こそが最も堅確な商売であったと言える。
通貨(権利)という餌、財産(自由)という夢を与えられ、
多くの人々が搾取された。
通貨の誕生、雇用の誕生などによって、
経済は社会構造・家庭構造・精神構造さえも変えてしまった。