ハタ・ヨーガの呼吸
ハタ・ヨーガのポーズを行うときは、特有の呼吸法で行う。
それは喉頭を締め、出入りする空気を感じながら行う呼吸法である。
締めることによってより細く、より長く、より滑らかに
多くの空気を出入りさせることができる。
吐くときは肺の中を真空状態にするつもりで、
腹筋上部に力を入れて空気を残らず吐き切る。
ちゃんとできていれば、空気の流れを喉頭で感じることができ、
そのとき微かな清涼感のような感覚がする。
この呼吸法に熟達するほど
「スゥー、スゥー」という空気の音もハッキリ聞こえるほどの大きさになる。
この呼吸法を行うと、
心肺機能が向上し、弾力に富んだ肺臓になる。
そして肺の全域を使えるようになる。
だからこの呼吸法ができていないと、
火の呼吸やウディヤーナ・バンダも上手にできない。